世界遺産「白川郷」の僻地医療:FOUNTAIN of knowledge:Xuite日誌
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    2007-11-18 21:53 世界遺産「白川郷」の僻地医療
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     白川郷といえば、合掌造りで有名な世界遺産に登録(1995)された観光地。(地図参照)

    岐阜県北西部の庄川沿いの、「岐阜県大野郡、白川村と、旧荘川村(現在は高山市)」をあわせた呼称であった。
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BD%E5%B7%9D%E9%83%B7%...

    峠の関係で、旧荘川村は冬季でも(飛騨地方の最大都市)高山市と車での往来ができるのであるが、白川村は距離的に近いにもかかわらず、国道360号線が冬季通行止めになる関係で、高速道路のできた現在、富山県との結びつきが強くなりつつある。
    白川村は、人口約2000人弱、観光地として有名な合掌造り保存地区である「白川村荻町」は人口約600人。

    荻町には「白川診療所」があるが、「月、水、金」のみの診療受付。どういう診療体制をしているか気になったので、旅館の仲居さんに聞いたところ、旅館のある「平瀬地区」に「平瀬診療所」があり(両者の距離は約10キロ)、そこは「火、木」のみ。
    医師は「自治医大卒業」の医師が外来担当。

    以前は、両者に常駐していたが、医師不足のあおりを受けて、現在では一人の医師が兼務していると。
    いわゆる「医師の診察に不平を言う患者」はいないのかと聞いたら、「ただでさえ過疎の村。近所の手前、不平を言うと・・・・これ以上医師が減っては・・・・と、村民から相当な文句が出ると。」厳しい村社会であるようで。
    これが、「旅館で」の話。

    ==============================

    翌日、旧遠山家民族館(現在は白川村が管理)に行って、いろいろな白川村研究書物が置いてあるので、係りのおばさんに聞いていて、
    「八幡神社は、八幡信仰の流れであるが、中に、神様と同時に阿弥陀如来様も祀り、この周辺は、浄土真宗の信仰が盛んであるが、何かそれと関係有るのですか・・・・(つまり、明治維新直後の廃仏毀釈の影響を受けていない)」と聞くと・・・・

    「どんなご職業の方ですか・・・・宗教学とか・・・・・」と、聞かれたので、
    「一応神戸大学医学部を卒業していますが、それらしいことはさっぱりで・・・・」と。。。。。(余計に混乱を招いた????)

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    いろいろなやり取りがあった後、聞いてみると、
    「以前は白川も平瀬も一人ずつの先生がいた。でも、受診しても、少しややこしそうな病気だと【専門の診療科を受診してください】と、すぐ言われる。結局風邪程度しか役に立たない。だから、二度手間になるのがわずらわしいので、高速道路に乗って、砺波(富山県砺波市)の病院に直接受診する。」と。

    また「われわれの年代(40歳代と思われる)は、車で砺波まですぐ出て行くが、年寄りはありがたそうに村の診療所にかかっている、何ででしょうか・・・」と質問されたので、「高齢者は、年齢のため、いろいろな病気を抱えていて、一つの専門科では対応しきれない。また、年齢による病気だから、薬を暫く飲んで、【はい治りました】というわけにも行かない。だから、近所の診療所が必要で・・・」と答えておいた。


    ===【結論】===

    自治医大の先生も、「専門外治療による、無用のトラブル」を避けているわけであり(訴訟多発の現在では、医師としては当然のこと)、村民側も、40年前に初めて自家発電所ができ「電気」がともったような僻地【【40年前には電気すらなかった】】でも、若い世代はラジオやTVを通じて、名古屋経由の情報に触れており、(TVはNHK含めて4ch受信出来る)、皮膚病なら、皮膚科の専門医による治療を求めている・・・・・・

    マスコミ(TV、新聞ともに)では「過疎医療の崩壊」と、とりあえず閉鎖縮小されていく様子を描写しているが、医師側、住民側の、置かれた立場と求めるものの変化による「過疎医療の崩壊」・・・・・・・・

    一般の都会の市民がこれを理解するように報道するには、報道する側としても、「現実を伝える」には非常に難しいテクニックを要求され、「医療の急激な高度化」をどう伝えるか、、、、、、また、都会の住民にこれを理解させるためにも、「非専門家のマスコミの説明」だけでなく、「専門家である医療サイド」からのわかりやすい説明が、今までなされていなかったことを、改めて実感した次第である。。。。。。

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